最終更新日:2012年2月29日
広報しおじり2012年3月1日号テキスト版11ページがご覧になれます。
特集 平成23年度学力テスト
全国学力・学習状況調査結果
23年度の「全国学力・学習状況調査(学力テスト)」は、東日本大震災の影響で全国一斉での実施は見送られましたが、本市では、国の作成した問題冊子を活用し、全小・中学校で学力テストを実施しました。本市の結果について、概要をお知らせします。
■ 問い合わせ先 教育総務課学校支援係 電話0263-52-0280 内線3113
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学力テストの概要
本市では、19年度から4年間、学力テストを全小・中学校で実施、活用してきました。
23年度は、県の事業として実施したところ、県内の小・中学校の約4分の1に当たる143校が参加し、小学校6年生約5500人、中学校3年生約4600人が受検しました。採点・集計は専門業者が行い、長野県を含め全国で約25万人の採点結果が「全集計」として公表されています。
■調査時期 9月下旬~10月上旬
■対象学年 小学校6年生、中学校3年生
■調査の内容
○教科に関する調査 主として「知識」に関する問題(国語A、算数A・数学A)および、主として「活用」に関する問題(国語B、算数B・数学B)
○生活習慣や学習環境に関する質問紙調査
"いじめに対処する方法"
全集計、県を上回る正答率
教科に関する調査では、本市の小学生、中学生ともに、平均正答率はすべての教科で、全集計や県を上回る結果でした。知識に関するA問題は、これまでと同様、小学生、中学生ともに良好な正答率です。活用に関するB問題は、A問題より正答率が低い傾向にあるものの、県の正答率との比較では、A問題以上に良好な結果となっています。
検証改善サイクルで応用力向上への効果
各学校では、これまでの学力テストの分析結果を生かしながら教科指導を進めてきました。その結果、継続的な学力向上を図るための、検証し改善していくサイクルが確立されつつあります。これにより、特に、質問の意味を正しく捉えて解答す るというような応用力が必要なB問題の結果に、効果が表れました。
■学力向上のための主な取り組み
○全小・中学校における「全校一斉読書」を行いました。
○この3年間、学習活動では、資料を用いる説明を重視したり、日常生活と関連付けた学習問題を取り入れたりすることを続けています。
分割を行う方法を学習
読書、学習、テレビ。1日の時間の配分に課題
生活習慣や学習環境に関する質問紙調査では、市内の小・中学生は、全集計や県と比較し、おおむね良好な規則正しい生活をしています。
具体的な例では、読書時間の多さが挙げられ、本市が推進する「早ね・早おき・朝ごはん・どくしょ」市民運動が定着しています。一方、平日のテレビやDVD視聴時間は、小学生で3時間以上が4割を超え、平日の家庭学習時間では、2時間以上の割合が、中学生で全集計を下回るなど、1日の生活時間の有効活用に課題が見られます。
児童・生徒本人が自覚して学習に向き合えるよう、家庭も含め、教育に関わる周囲の大人が、家庭学習の意義や時間の有効活用について検討す� �必要があります。
生活習慣・学習環境に関する調査結果(抜粋)
■設問1 家や図書館で、普段(平日)、1日当たりどのくらいの時間、読書をしますか(小学校6年生)
○塩尻市
2時間以上=6.3
1~2時間=11.0
10分~1時間=51.8
10分未満=30.9
○全集計
2時間以上=6.2
1~2時間=9.4
10分~1時間=42.2
10分未満=42.2
■設問2 平日、1日当たりどのくらいの時間、テレビやビデオ、DVDを見たり聞いたりしますか(小学校6年生)
○塩尻市
3時間以上=41.8
2~3時間=26.1
1~2時間=20.8
1時間未満=11.3
○全集計
3時間以上=41.9
2~3時間=25.8
1~2時間=21.0
1時間未満=11.3
■設問3 学校の授業以外に、平日、1日当た� �どのくらいの時間、勉強しますか(中学校3年生)
○塩尻市
2時間以上=47.7
1~2時間=31.1
30分~1時間=11.9
30分未満=9.3
○全集計
2時間以上=50.6
1~2時間=23.9
30分~1時間=11.6
30分未満=13.9
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