2012年5月14日月曜日

デュオ・ハヤシを聴く


デュオ・ハヤシを聴く


DUO HAYASHI 結成35周年記念リサイタルを前にして

   結成35年 デュオハヤシ・リサイタル
          音楽雑誌批評  
     

     
2008年4月1日(火)19:00
         兵庫県立芸術文化センター 小ホール
        2008年4月7日(月)19:00 
         東京千駄ヶ谷  津田ホール

             曲目 リヒャルト・シュトラウス作曲
               ピアノとチェロのためのソナタ ヘ長調
              ヨハネス・ブラームス作曲
              ピアノとチェロのためのソナタ 第2番

      

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デュオ・ハヤシは、チェリストの林俊昭とピアニストの林由香子、夫妻による二重奏。今回のリサイタルで35周年を迎える。プログラムR・シュトラウスブラームスのほぼ1880代の作品により、ブラームスの影響を受けた、若き日のシュトラウスとの両者で構成する興味深いもの。それぞれの編曲も含む。まず、シュトラウス「トロイメライ0p94」、「ロマンツェ」では、情趣に満ちたデリカシーな表現で見事に奏でた。それに続くメインのシュトラウスで「チェロソナタ」、ブラームス「チェロ・ソナタ第2番」ともに、それぞれの持ち味がより鮮明に描かれ、何より夫妻の自然な呼吸が心地よい。

全体的に衛技巧的華麗さや音的な惺やかさを前面に押し出さずに、気負いのない音楽の息遣いを大切にした演奏であったが、音楽そのものに浸り酔いしれる、それは、とりもなおさず林俊昭の卓抜な技巧により裏付けされたものといえる。名のあるチェリストにおいても、これほどイントネーションが正確に演奏されるのは稀であり、そこからこそ、滋味溢れる表現が生まれるゆえんであろう。聴くほどに味わいが増した垂涎の演奏会。 47日・津田ホール)高山直也

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結成35周年の夫妻のコンサートだ。二人共桐朋学園の出身。73年よりデュオ活動を始め77年に渡欧、80ローマサンタ・チェチーリア音楽院室内学科を満点で卒業。前半、R・シュトラウスの「チェロとピアノのためのソナタ0p61楽章Pの間に答えるVCの重圧で迫力ある音は、見事に自己主張しPとVCの対話のバランスもよい。2楽章はVCが思う存分の歌を聴かせる中や控えめのPの透明度の高い色彩感は美しく、二人の阿吽の呼吸と共に大きな情緒があったし3楽章でもPとVCの問答が実に面白く楽しい。二人の表情も豊かでシュトラウス音楽の訴えが大きく伝わる。

 後半ブラームスの「チェロとピアノのためのソナタ2番」1楽章は、力量感たっぷりの中でのVCの表情とPの相性は抜群。2楽章おおらかに歌い上げるVCをPが見事に包み、VCの表情の中より楽章独自の特色が浮ぶ。3楽章は熱情的な雰囲気の中に作品特有の変化がある。4楽章でまた別の世界に引き込まれ2楽器の高揚感の凄さをみせ聴衆を堪能させた。 47日・津田ホール)富永勝 


時春休みは、カリフォルニア州で開始ん。

 素敵なアーチストをこの場を借りて皆様にご紹介したい。

 DUO HAYASHI (デュオ・ハヤシ) はチェリストの林 俊昭さんとピアニストの林 由香子さんご夫妻による二重奏。10年余りにわたってヨーロッパ 特にイタリアを中心に研鑚を積み1987年に帰国。デユオ演奏暦は2007年で35年になった。 
 
 既に知る人ぞ知る存在ではあるが 彼らの演奏スタイルや活動に対する強いポリシーもあって 音楽プロダクションに所属したり マネージメントをプロの事務所に任せることをしない。また演奏曲目などで一般聴衆に媚びることをしないことなどから その存在があまり知られていないのが惜しい気がする。

 彼らの実力をよく知り 肥えた耳を持つアマチュア音楽家の方々からも「世界的名声のある演奏者に決して勝るとも劣ることがないプレーヤー」と絶賛する声を聞くし 初めて聴いたその夜に感動のあまり即弟子入りしたチェリストもいる。
 
 演 奏はなんと言っても音色が美しく そのテクニックと表現力はちょっと真似が出来ないほど洗練されていると同時に 弦楽器の本場イタリアで鍛え上げられた したたかさを感じる。

 一般的には「チェロ・リサイタル」になることが多い中で あくまでも「デュオ・リサイタル」にこだわるだけの見事なアンサンブルを聴かせてくれるのも楽しい。機会を見つけて是非一度リサイタルに出かけられるのをお奨めしたい。



 
 なお、デュオ・ ハヤシは2008 年に結成35 周年を迎え、益々円熟味を加えている。 
                       音楽評論家 宇野功芳氏 絶賛!
・・・こんなすばらしいチェロの演奏を聴くのは本当に久しぶりの気がする。林俊昭の音が直接心にしみこみ、肌に触れてくる。楽器が無理なく完全に鳴り切って実に快く、リヅム、音程、フレージングなどの音楽性は世界的に見てもこれだけのチェリストは滅多に居ない。チェリストという以上に音楽家であり、体全体が丸ごと音楽のかたまりである。そしてコンサート全体を通じて、どのような難しい場面においても努力の跡が皆無で、いつも高級感を湛えていることににも驚かされた。特筆すべきは林由香子のピアノで、どこもかしこもセンス満点、息の合ったアンサンブルはデュオの醍醐味といえよう。蓋を全開している� ��に少しもうるさくならないバランスの良さの最高だった。・・・
                                             CD「Duo Hayashi Encore」より
リサイタルのプログラムから「演奏にあたって」 林 俊昭  林 由香子
1987年1月  二重奏には大きく分けて二つのタイプがあると思う。一つはソリスト二人の個性がぶつかりあう競奏型。もう一つは作品の良さ、素晴らしさ深さを前面に出し、なおかつお互いの個性を出していく共奏型。
 欧州の文化に触れ作品を研究するにつれて私たちの演奏姿勢は共奏型になった。
1989年1月  私たちのデュオはチェロとピアノが同等であることを基盤にして、二人で弦楽四重奏のようなアプローチで曲を作るという姿勢をとっている。
 演奏会ではホールの大ききさや音響、そしてピアノの質や大きさなどを考慮して、私たちの演奏と聴衆が一体感を持てるように考えている。

2004年秋の30周年記念リサイタル 音楽雑誌批評から


デュオハヤシ プロフィール


 林俊昭は、青木十良氏に師事し、70 年桐朋学園高校音楽科を卒業後、渡米。ボストン大学でナイクラッグ氏に学ぶ。林由香子は、桐朋学園高校、同大学で井口基成、高柳朗子、岡林千枝子の各氏に師事する。

 2 人は73 年からデュオとしての活動を始め、77 年に渡欧。プリース、ナヴァラ、フルニエ、ヤニグロ等、世界的巨匠である各氏に師事。80 年、ローマのサンタ・チェチリ
ア音楽院室内楽科を満点で卒業後、イタリアを中心に60 回余のコンサートなど活躍。2 枚のCD がイタリア一流音楽誌より最高評としての5 つ星を得る。その間、ミュンヘン国際、マリア・カナルス、トラッパニ国際、ヴィットリオ・グイ国際室内楽など、数多くの国際コンクールで優勝、入賞する。

 87 年、林俊昭が大阪フィルハーモニー交響楽団首席チェリストとして就任(95 年まで在籍)のために帰国。その後は室内楽の普及を目指し、メインの活動である「デュオ ハヤシ リサイタル」の他に、89 年からイ・ムジチやベニス合奏団のコンサート・マスターらを招き、室内楽シリーズ「デュオ ハヤシとイタリアの仲間たち」の全国公演を続け、04 年で第10 回を迎えた。大阪では、室内楽「隠れた名曲シリーズ」(95 年開始)も第10 回、東京では「デュオ ハヤシのとっておき室内楽」(2000 年開始) も今回で第10 回を、それぞれ数えている。

 デュオ ハヤシは08 年に結成35 周年を迎え、帰国後これまでに5 枚のCD をリリース、ヨーロッパ、アメリカへの演奏旅行も、15 回以上行う。
 05 年からはイタリア・クープラ国際夏期音楽祭で、チェロと室内楽のマスタークラスのレギュラー講師として招かれるなど、若い音楽家の育成にも力を注いでいる。また、日本で毎夏開催の「デュオ ハヤシ室内楽講習会」は08 年に第17 回を迎え、09 年に「ミュージック・キャンプ in 和歌山」として、和歌山市で再スタートした。
 林俊昭は、04 年から09 年3 月まで大阪センチュリー交響楽団の特別契約首席チェロ奏者を務め、現在、徳島文理大学教授、東京藝術大学講師、相愛大学講師、及び名古屋音楽大学特別講師として後進の指導にもあたっており、紀尾井シンフォニエッタ東京、サワ・カルテットのメンバー。また、01年と05 年の「第2 回・第3 回 1000 人のチェロコンサート」で、コンサート・マスターを務めた。(第3 回の指揮者はロストロポーヴィチ氏)

現在お聴きいただいている曲は下記のCD「アンコール」から「ロンドンデリーの歌」です



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